化学分析試験 ハロゲンフリー分析

ハロゲンフリー分析

ハロゲン化合物は、ハロゲン系難燃剤材料として、広く使用されてきましたが、これらは燃焼時に有害なガスを発生することから、ハロゲン系難燃剤や三酸化アンチモンを使用しないハロゲンフリー・アンチモンフリー化が強く求められています。

  • 自動燃焼装置(石英管燃焼)-イオンクロマトグラフィー(IC)によるハロゲンの分析
    項目:ふっ素(F)、塩素(Cl)、臭素(Br)、よう素(I)
    ※ハロゲン元素の他に硫黄(S)の測定も可能です。
  • マイクロウェーブ分解誘導結合プラズマ質量分析装置(ICP-MS)によるアンチモン(Sb)の分析

試験内容・試験方法

試験項目 試験方法
ふっ素(F)
塩素(Cl)
臭素(Br)
よう素(I)
硫黄(S)
自動燃焼装置-イオンクロマトグラフィー法(C-IC法)
試料➡切断/細断➡自動燃焼装置(燃焼分解)➡吸収液➡IC
アンチモン(Sb) マイクロウェーブ分解ICP-MS法
試料➡凍結粉砕➡マイクロウェーブ分解➡ICP-MS
  • RoHS指令における臭素系難燃剤(PBBs、PBDEs)の高精度スクリーニング分析やふっ素系化合物(PFOA、PFOS)含有のスクリーニング分析も可能です。