開発・事業化支援 医療機器重点分野等開発促進事業

目的

①ふくしま医療機器開発支援センターの機能(安全性試験やマッチング等)やこれまでの取組みで蓄積したノウハウを応用し、国が定めた重点5分野を中心とした有望な開発案件を本県に集積することを目指します。
②また、福島県内のものづくり企業に対し、開発などに関連する専門的知見を還元していきます。
⇒県内ものづくり企業の技術が活かされる、新たな「しごと」の創出につなげます。

取組

(1)医療機器開発・新規参入相談の実施

<相談事例>
薬事申請、法規制やQMS省令、医療機器産業や参入の方法、医療機器開発の進め方、保険適用など
◎医療機器関連のご相談は「お問合せ」よりお気軽にご連絡ください。

(2)次世代の医療機器開発に向けたセミナーの実施

事業化へ向けた製品の評価手法や先進的な医療機器開発など、事業化促進のためのセミナーを開催しています。

【2023年度の実績】

①「いまこそ学んでおきたい医療機器開発の知財戦略」セミナーを開催
講師:特許庁審査第二部 医療機器主任上席審査官 川上 佳  氏
ハーモナイズ株式会社 代表取締役     塩田 茂樹 氏
参加人数:50名(現地参加+WEB)
内容:企業がアイデアを製品化する上で知財の面から注意すべき点など について理解を深めるため実施。

②「いまさら聞けない医療機器開発におけるユーザビリティエンジニアリング」セミナーを開催
講師:株式会社クロスケア 事業部長 阿部 里恵 氏
参加人数:206名(WEB)
内容:医療機器の安全対策の1つであるユーザビリティエンジニアリングの基礎を学ぶセミナーを実施。

(3)医療機器メーカー等に対する体制確立の普及

事業化へ向けた技術的課題や市場への懸念を解決するため、県内企業と共に企業間ネットワークの形成や販路拡大につながる展示会に出展してします。

【2023年度の実績】

「第14回ヘルスケア・医療機器 開発展(MEDIX)」(2023年6月20日〜23日)出展
出展企業:7社

「第14回 関西ヘルスケア・医療機器 開発展(関西MEDIX」(2023年10月3日〜6日)出展
出展企業:6社

(4)試験費用の助成

企業等がセンターを利用するにあたり、センターに支払うべき代金の一部をセンターが負担します(=企業等に対するセンター利用に係る費用の実質的な割引制度です)

<事業概要>
企業等が医療機器を開発するにあたって実施される各種試験等でふくしま医療機器開発支援センターをご利用いただける場合は、その代金の一部を割引します。
※試験実施に先立ち、必要な書類をそろえ、申請いただいたうえで、採択される必要があります。

【利用者別の割引率】
申請者区分 割引率(最大)
福島県内企業 中小企業 対象経費総額の3/4
大企業 対象経費総額の2/3
福島県外企業 対象経費総額の1/2
学会等 福島県内 対象経費総額の2/3
福島県外 対象経費総額の1/2

【割引上限額】
利用区分 割引上限額
安全性試験 2,000万円
その他の試験 500万円
トレーニング 260万円

<対象とする案件>
案件 利用区分
生物学的安全性試験、電気的安全性試験(電磁両立性EMC試験を含む)、物性試験、化学分析試験 安全性試験
利用区分が「安全性試験」に含まれない各種試験
※有効性試験、性能試験、使用模擬試験、フィージビリティ試験、ユーザビリティ試験など
その他の試験
製品の安全・適正使用トレーニング、手技トレーニング トレーニング

実施要領-2024年度 有望開発案件集積事業
様式 安全性試験・その他の試験用
様式 トレーニング用

お問合せ先

ふくしま医療機器開発支援センター 事業企画推進部 平・三浦
TEL:024-954-4014 Mail:fmdipa_01@fmdipa.or.jp