インタレスティングコース 出前講座 開催報告
平成31年3月19日(火)福島県立郡山北工業高等学校にて、インタレスティングコース 『出前講座』 を開催しましたので、お知らせいたします。
次第
1 開会
2 講演(210分)
【ニュース編】 有名人の疾病で知る医療(55分)
講師:ICM国際メディカル専門学校 臨床工学技士科 大河原崇文 氏
【ヒストリー編】 医療の発達から学ぶ診断機器(45分)
講師:日本医療科学大学 非常勤講師 田中秀明 氏
協力:フクダ電子株式会社 営業本部 モニター営業部 西田千夏 氏
【ドラマ編】 テレビ番組で見る治療機器
講師:日本医療科学大学 非常勤講師 田中秀明 氏
3 機器体験(10分×4班)
心電図、ベッドサイドモニタ、輸液ポンプ、パルスオキシメーター
4 閉会
(主催者コメント)
ニュース編については、大河原氏から、糖尿病、エイリアンハンド症候群、くも膜下出血、低体温症、胃潰瘍、心筋梗塞について、芸能界などの有名人の疾病を参照しながら、医療に関する基礎的な知識とMRI、CT、内視鏡、アンギオグラフィといった医療機器について紹介頂きました。
ヒストリー編については、西田氏から協力を頂いた開発現場の紹介も交え、不確かな医術から医用工学により科学技術化されてきた歴史を踏まえ、視覚ではレントゲン、聴覚では聴診器や心音心電計、触覚ではサーミスタ体温計や赤外線体温計、嗅覚では肝硬変や癌検知犬、味覚では糖尿病や線虫など、五感に沿った学び方により診断機器について紹介頂きました。
ドラマ編については、近代における医術及び術具に関して外科手術を中心に解説頂いた後、ものづくりと医療機器を題材としたテレビ番組を基に、ものづくりの姿勢を始め、生体適合性、医用機能性、可滅菌性、非毒性、耐久性等を踏まえた材料、設計、工作法、表面処理など医療機器としての特徴のほか、人工心肺、電気メス、縫合用糸などの治療機器や手術室にある様々な機器について紹介頂きました。
受講者は、身近な話題や番組などで医療を親しみやすく知ることができ、自分たちが医療機器を作る仕事につくか使う仕事につくかを想像し、医療機器への関心を高めておりました。